『理の牙』…
この世にはそう呼ばれる物がある。
それを手に入れた者には、
理を断つ力と
理を再生するが与えられるという。
理を断つ、それは原理を断つ事
理を再生する、それは理を作り直すと言う事。
その両方が手に入る事
すなわち願いを叶えられるという事。
その夢を見た冒険者達は『理の牙』を探した。
そして、その場所を特定するまでに至った。
ヴェックビークと呼ばれる地方
その北方にある時の凍る高原
そのさらに北にあると言う洞窟。
その中に『理の牙』は眠ると言う。
今まで、幾多の冒険者達が『理の牙』を目指した
だが、誰一人として帰ってこなかった。
「『理の牙』に触れたものは異次元へ飛ばされる」
「『理の牙』を護る魔物は不死身で、誰一人として倒せない」
といったうわさが流れ
それに惹かれた冒険者達は『理の牙』を目指す。
そして今、とある少年と少女、青年が
ヴェックビーク地方へと辿り着いた
同時に、とある青年と女性もその土地に辿り着いた。
この少年と青年が出会う時、『理の牙』の物語が動き出す…。
to be continued…。
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2003/05/15 Vol1.00 公開