(C)TOSSインターネットランド /小学校/低学年/音楽/鍵盤ハーモニカ/キーワード/
伊藤由紀子(TOSSすぷりんぐ)
鍵盤ハーモニカは鍵盤楽器を習っている子とそうでない子の差がある。そんな二人が協力して1台の鍵盤ハーモニカを吹く。タンギングの指導にも使うことができる。
指示 「2人で1人」をやります。1小節目と2小節目。左の子うた口用意。右の子、演奏用意。
と、慣れてきたら、すぐできるようになる。
上の図のように2人で1つの鍵盤ハーモニカを使う。 |
うた口を使う子の鍵盤ハーモニカを使うようにする。 |
この方法のよい点 |
「ソソソ」と吹くとき、タンギングで切らせたい。そんな時に使えます。1人で練習しているとついついピアノのように弾いてしまう子も二人でやると気をつける。 |
苦手な子は、「息だけ」「指だけ」に集中できる。 |
検定を入れることにより、一生懸命教えあう。 |
この方法で気をつける点 |
検定は「局面を限定」すること。そうしないとと、上手な子が、苦手な子を責めることになってしまうおそれがある。あくまで、タンギングだけ、運指だけなど、限定すること。 |
はじめに、言っておかないと、1台の鍵盤ハーモニカで交代してしまう。あくまで、うた口は自分の物を使わせること。 |
右の子が吹いて、左の子が弾く場合、クロスしてしまうが、鍵盤ハーモニカの向きを下の写真のように変えればできる。ただし、少し弾きにくい。 |
尚、この実践は、「続 向山型で音楽授業」飯田清美著(明治図書)P107『音が出ない原因がすぐ分かる二人羽織リコーダー』を参考にしました。