mobile phone

　僕が携帯電話を使い始めたのは、社会人になったその年でした。当時は携帯電話か、通話料が安いPHSか、二者択一の
時代でした。仕事上、会社からはポケットベルを支給されていましたが、鳴るたびにコンビニに寄っては公衆電話でかけていました。
　僕のまわりも携帯電話を持ち始め、もはや、便利さに惹かれつつあった頃、学生時代にお世話になったアルバイト先にて、社員の
先輩が、携帯電話を持つという話があり、僕も便乗して、購入することに。当時から機種は東芝、三洋電機、日立等のメーカーが
こぞって電話機を出し始めた時期で、キャリアと機種で悩みますが、先輩のお勧めでキャリアは当時まだ発展時代のIDO（現AU）
にして、端末は当時から高性能と評判が高かった（値段も高かったのですが・・。）松下製にしました。

ここから、現在まで、キャリア、番号の変更は全く行わず、携帯電話がある生活が始まりました。

初めて買った機種です。
アナログ、デジタルがあり、とりあえず
新型を買えば大丈夫だろうという考えで
この機種を選びました。電池も長持ち
するリチウムイオンがオプションで設定
されており、電池が出っ張ってましたが、
充電してから１週間くらいは通話で使え、
機能も豊富で（本体に留守電機能が
あった。）、大変使いやすい機種でした。

前の機種を使い出して約１年半くらいで、
高速データ通信対応のデジタルGシリーズが
発売されました。もっとも、そんな機能は使い
ませんでしたが、同時に「プチメール（今の
Cメール）」が設定され、当初は面白半分で
使ってました。また、着信音も単音ながら、
メロディが設定されて、僕はカーペンターズの
「Top of the world」を使っていました。

この辺りから、新しい機種に興味が湧き
始め、松下製の機種が出たら欲しくなる
状態でした（笑）。この機種は当時最軽量
の機種で、機能はあまり前と変わりませ
んが、単なる新し物好きで買ったような
ものです。写真でなぜ２台あるのかと
いうと、当初531Gをまず買ってましたが、
その半年後に着メロが作れる537Gが発売
されたので衝動買いしたというものです。
この頃は自分で作る着メロが流行って
ましたね。専門の本が出るくらいでした。
（写真左の531Gのアンテナは、当時流行
った光るタイプに変えてました。これは
４代目にも流用してました。

この頃にはIDOが「CDMA　ONE」という
現在の企画の通話方式を始めた頃でした。
デジタル方式よりも繋がりやすく、切れにくい、
声の品質もいいというのが売りで、友人から
試しに使わせて貰ってちょっと興味が出て
きました。ただ、当時から松下の電話機は
開発が遅れがちで（いろいろ事情があった
みたいですね。）、新機種が出ても機能的に
１歩遅れるのが現状でした。
前の機種をしばらく使っていたら、この機種が
auブランドで発売されると聞き、購入しました。
当時はドコモで「３和音メロディ」が始まり、この
機種も対応してましたので、気に入りました。
また、着メロもダウンロードできました。

この頃、他キャリアでは、「カラー液晶」が
使われだして、Jフォン（今のソフトバンク）
では、鮮明なTFT液晶を搭載したモデルも
ありました。auはまだ機能的に一歩遅れて
いたみたいで松下製の新機種で、ようやく
カラー液晶が発売されました。（au最初は
日立製だったかな？）着メロも16和音が
出始め、流行っていた自作の着メロも、
専用サイトが出来て、今のようなダウン
ロードで購入できるようになりました。
この機種は液晶を大きくするあまり、見た目
のバランスが「しゃもじj」みたいな感じに
なっておりました・・・。

この頃から、「ストレート」よりもコンパクトな「折りたたみ式」の端末が流行り出しました。
ドコモの「Nシリーズ」は爆発的なヒットでした。僕も前の機種がかさばり、ボタンも押し
にくく、折りたたみ機種に憧れてましたが、同時に使い慣れた松下製の機種しか替える気に
ならなかったので、ずっとこの機種が出るまで我慢していました。ネット等で事前に情報を
得て、発売前からショップで予約して、入荷を今か今かと待っていたのを覚えています。
携帯電話自体がただの電話でなく、Eメール等使える「専用の情報端末（ミニPC）」みたいな
扱いになり始めました。機能が複雑になるのと同時に不具合も多くなったみたいで、僕も
例外ではなく、この機種はフリーズする現象が起き、１週間ほど修理に出してました。代替で
使った機種が不便で早く直って欲しいと思っていました。
また、他キャリアでは「写メール」とかで使うカメラ機能がつき始め、auも出遅れてその後
発売されたという記憶があります。
この機種は「GPS,電子コンパス」機能でナビゲーションシステムがありました。今の機種では
当たり前でしたが、当時は凄い機能でした。